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竹の種類

世界には1,250種類ほどの竹がありますが、そのほとんどはアジアにあり、そして日本だけでも約670種類の竹があるのです。別府ではほとんどの竹細工の製品は、マダケとモウソウチクを使って作られています。

マダケは日本原産の竹で、北は青森県までの全国各地で見ることができます。マダケは高さ20メートル、直径10センチまで成長します。そして九州は気候が温暖なため、特に大型で品質の高いマダケが育ち、さらに大分県は日本で最もマダケの生産量が多い都道府県となっています。またマダケは他の多くの竹と比較して節が少なく、さらに節の間が長いため、比較的扱いやすい素材なのです。マダケはあらゆる種類の竹細工に使用されています。

そして中国原産のモウソウチクは、温暖な気候の九州で広く生息するもう一つの竹の種類です。モウソウチクは九州南部の鹿児島で特によく育ち、最大で高さは25メートルを超え、直径は20cmを超えます。モウソウチクの新芽(タケノコ)は日本の一般的な食材で、また成長したモウソウチクは筒状の花挿しや、食器などの器を作るのに使用されています。